ホームページリニューアルの進め方を丁寧に紹介!費用やスケジュール、企業にもたらす効果も解説!

WEB制作

ホームページは、企業の経営において欠かせない存在です。例えば、ブランドイメージの強化、ネットショップの運営、採用活動など、さまざまな面で活用されています。

しかし、ホームページが古いままだと、その魅力や効果が十分に発揮されません。これを避けるためには、定期的な更新や場合によっては全面的なリニューアルが必要です。

今回は、ホームページのリニューアルを検討されている方に向けて、進め方や費用の目安、作業スケジュールの基本的な流れをわかりやすく解説します。

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目次
1:ホームページリニューアルの4つのメリット
2:リニューアルに伴う2つのデメリット
3:ホームページリニューアルの進め方【6つの手順】
4:リニューアル後に行うべき3つの取り組み
5:リニューアルの際の3つの注意点
6:リニューアルを検討すべきタイミング
7:リニューアルは専門会社に依頼すべきか?
8:リニューアル費用の相場
9:リニューアルのスケジュール感
10:ドメインの扱いについて
11:リニューアルを検討中なら、まず見積もり依頼を
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1. ホームページリニューアルの4つのメリット

ホームページをリニューアルするメリットには次のような点があります。リニューアルにより、サイトが企業の魅力を発揮する場に生まれ変わります。

  • ブランディング効果
    最新のデザインにすることで、企業のブランドイメージをより魅力的に伝えることができます。

  • 使いやすさの向上
    情報が探しやすくなるよう画面のデザイン(ユーザーインターフェース)を見直すことで、訪問者が目的の情報にすぐにアクセスできるようになります。

  • 訪問者数の増加
    SEO対策やスマートフォン対応を施すことで、検索結果で上位に表示されやすくなり、スマートフォンからも見やすくなります。これらの取り組みによってホームページに訪問するユーザーを増加させることができます。

  • 信頼性の向上
    内容の充実や定期的な更新を行うことで、訪問者にとって「信頼できるサイト」という印象を与えることができます。

2. ホームページリニューアルのデメリット

先程はリニューアルする際のメリットを紹介しましたが、リニューアルにはデメリットもあります。メリット・デメリットを知ったうえで、ホームページのリニューアルを進めましょう。

  • 費用がかかる
    リニューアルにはデザインや機能面での改修が伴うため、コストがかかります。ページ数が多いと工数や人件費が増え、費用が高くなることがあります。

  • リニューアルが必ずしも成功するとは限らない
    リニューアルしても、問い合わせ数が減ってしまう可能性があります。例えば、デザインを重視しすぎるあまり、ホームページが重くなってしまうリスクなどがあります。このような事態に陥らないようにするためには、リニューアルを行う前に課題や改善点を明確にし、目的を設定することが大事です。

3. ホームページリニューアルの進め方【6つの手順】

ホームページのリニューアルを成功させるためには、以下の6つの手順を参考に進めると良いでしょう。

  1. リニューアルの目的と仕様を明確にする
    リニューアルの目的やデザインの要望を明確にした「提案依頼書(RFP)」を作成することで、制作会社とのやり取りがスムーズになります。RFPとはRequest For Proposalの略で、リニューアルの仕様や要件を明文化したドキュメントのことです。RFPがあると、制作会社へ要件をスムーズに伝えられるため、ぜひ作成することをお勧めします。
    ブリッジコーポレーションではRFPのテンプレートを提供しておりますので、ぜひご活用ください。
    RFPのテンプレートに関する資料ダウンロードはこちらからどうぞ!

  2. 制作会社への見積もり依頼
    実績や事例を参考に数社を選び、見積もりを依頼します。この時点で費用や納期の目安を把握することができます。

  3. 制作会社と課題整理を行う
    現在のサイトの問題点を洗い出し、改善点を確認して、リニューアル後の目標を決めます。次に、目標に基づいたホームページの構成、デザイン、機能について話し合います。ここでは、制作会社の専門的な知識やこれまでの経験を活かしながら、より効果的なホームページにするための計画を立てます。制作開始前に、リニューアルに対する具体的な方針や進行スケジュールを明確にし、制作会社との認識をすり合わせておくことが、プロジェクトの成功につながるため、入念に行いましょう!

  4. サイトマップと構成を決める
    サイトの構成(必要なページや配置など)を決め、どのように情報を整理するかを設計します。この工程は制作会社が担当することがほとんどであり、主要なセクションやカテゴリを洗い出し、必要なページやコンテンツを精査・配置を考えます。また、具体的なページ構成図(ワイヤーフレーム)を作成することもあります。

  5. デザインとコーディング
    デザイン案を作成し、その後、HTMLやCSSといったプログラム言語でウェブページを構築します。必要に応じて、CMS(コンテンツ管理システム)と呼ばれるシステムを組み込むことで、依頼者側でも容易にホームページのコンテンツの編集や更新ができるようにします。

  6. 公開と確認
    ドメインやサーバー設定を行い、テストを実施した後、ホームページを公開します。公開作業には、検索エンジンや既存のユーザーへの適切な転送、また古いサイトから新しいサイトへのリダイレクト設定などがあります。

4. ホームページリニューアル後に行うべき3つの取り組み

リニューアル後も、その効果を持続させるために以下の3つの取り組みが大切です。これから1つずつ詳しく説明していきます。

  • リニューアルの告知
    リニューアルしたホームページを公開した後は、しっかりと告知を行いましょう。FacebookやTwitterといったSNSはもちろん、プレスリリースやメルマガなど、さまざまなメディアを活用して広く発信することがポイントです。
    リニューアルの告知をすることで、既存のユーザーだけでなく新規のターゲット層にもアプローチしやすくなり、ホームページへの訪問を促進できます。反対に、告知をせずにリニューアルすると、サイトを訪れた既存ユーザーが「見慣れないサイト」と感じて離れてしまうリスクもあります。
    したがって、リニューアルの予定が決まった時点で、自社のホームページ内で告知を行い、訪問者にリニューアルの事前情報を伝えておくことも大切です。

  • リダイレクト設定の確認
    ホームページのリニューアルが完了したら、リダイレクト設定も忘れずに確認しましょう。リダイレクトとは、ホームページのURLが変更された際に、古いURLをクリックして訪れたユーザーを自動的に新しいURLへ転送する仕組みです。この設定を適切に行わないと、せっかく訪問してくれたユーザーがエラーページにたどり着いてしまい、サイトを離れてしまう原因になります。
    また、リダイレクトが正しく行われないと、検索エンジンにも悪影響を及ぼし、検索順位が下がる可能性もあるため注意が必要です。
    リダイレクトの設定は、リニューアル後に必ず確認し、ミスがないようにしておきましょう。

  • 効果測定
    ホームページをリニューアルした後は、効果測定の体制を整えることが重要です。リニューアルによって目指していた目的が達成できているか、具体的な数値をもとに評価する必要があります。
    例えば、「月間PV数」や「ウェブサイト経由でのリード数」といった具体的なKPI(重要業績評価指標)を設定しておくと、目標に対する進捗が測りやすくなります。
    また、効果測定の結果に基づいて改善を続けていくには、PDCAサイクル(計画・実行・確認・改善)を繰り返すことが大切です。定期的なコンテンツの更新や運営と並行して、リニューアル後の効果を評価し、必要に応じて調整・改善することで、持続的なサイトの成長と目標達成をサポートする運用体制を構築しましょう。

5. ホームページリニューアルの3つの注意点

リニューアルを成功させるための3つのポイントを以下にまとめました。これから1つずつ詳しく説明していきます。

  • 目的を明確にする
    ホームページのリニューアルを成功させるには、まずリニューアルの「目的」をはっきりさせることが不可欠です。リニューアルに伴う施策は、この目的から逆算して決定することが重要で、目的が不明確だと、ただ見た目を新しくするだけで終わってしまい、リニューアル後の効果を測る指標も定めにくくなります。
    例えば、「お問い合わせを増やす」「ブランドイメージを刷新する」「情報を見つけやすくする」など具体的な目標を設定しておくことで、効果的なデザインや機能の方向性が見えてきます。そのため、リニューアルに着手する前に、何を達成したいかをしっかりと明確にし、それに沿ったプランを練りましょう。

  • デザインだけでなく使いやすさも重視する
    ホームページをリニューアルする際には、見た目のデザインだけでなく、使いやすさ(ユーザビリティ)にも十分に配慮することが大切です。デザインを一新して見栄えが良くなったとしても、情報が探しにくかったり、使いにくい設計のままだと、訪問者が目的の情報にたどり着けず、満足感が低下してしまいます。その結果、リニューアルの効果が十分に発揮されないこともあります。
    リニューアル時には、ユーザーインターフェース(UI)やユーザー体験(UX)も考慮し、サイトの目的に応じた使いやすいデザインになっているかを確認しましょう。訪問者がスムーズに情報を見つけられることが、ホームページの効果を最大化するための重要なポイントです。

  • メンテナンスの仕組みを整える
    ホームページをリニューアルした後も、定期的にメンテナンスや更新を行える体制を整えておくことが大切です。ブログやコラムなど、コンテンツを継続的にアップできる仕組みを導入しても、更新が滞ると、サイトの鮮度が落ち、効果が半減してしまいます。
    コンテンツの追加やサイト改善が続けられるように、リニューアル時には運用のしやすさも考慮した設計を行うと良いでしょう。

6. リニューアルを検討すべきタイミング

ホームページをリニューアルするタイミングは、複雑に考える必要はありません。「競合サイトと比べてデザインが古い」「情報が見つけにくい」「更新が滞っている」と感じたら、それがリニューアルの合図です。こうした場合、見た目や使いやすさを最新のものに刷新することで、ユーザーの満足度が向上し、競争力が高まります。
また、ビジネスの方向性が変わったり、新しい商品やサービスを導入したりしたときも、ホームページの内容を迅速に見直すことが大切です。適切なタイミングでリニューアルすることで、顧客の関心を引き付け、事業成長の後押しにつなげることができます。

7. リニューアルは制作会社に依頼すべきか?

ホームページのリニューアルを、自社で行うべきか、それとも制作会社に依頼すべきか迷われる方も多いでしょう。もし、ビジネスの成長に貢献するような高品質なホームページを目指すのであれば、専門的な知識と豊富な経験を持つ制作会社に依頼するのが賢明です。
制作会社には、最新のWebデザインやユーザー体験(UX)に関するトレンドを把握しているプロのチームがいるため、最適なリニューアル案を提案してもらえます。また、リニューアルプロジェクトにかかるスケジュールや予算の管理、技術的なトラブル対応も制作会社に任せられるため、負担が軽減され、スムーズに進行します。
制作会社を選ぶ際には、信頼性や実績、費用の透明性、コミュニケーションのしやすさなどを基準に検討するとよいでしょう。

8. ホームページリニューアルの費用

ホームページの制作費用は、まず「どのような内容を制作するか」を細かく評価し、それをもとに作業量(工数)を算出することで決まります。
具体的には、サイトの規模や機能の複雑さ、デザインのこだわり、コンテンツの内容などが影響します。ページ数が多くなったり、複雑な要件が増えたりすると、必然的に工数が増えるため、費用もそれに応じて高くなります。
また、制作費用は依頼する会社の規模によっても大きく変わります。大手の制作会社は、知名度が高い分、サポート体制が充実しており、豊富な経験や専門知識も備えています。そのため、中小企業よりも料金が高くなることが多いです。一方で、中小規模の制作会社は少人数で効率的にチームを組んで対応することが多く、比較的リーズナブルな料金でサービスを提供しています。個人のフリーランスに依頼する場合も、コストが抑えられる傾向がありますが、サポートや規模の点で異なる場合もあります。
そのため、複数の制作会社から見積りを取得し、価格と品質のバランスを慎重に検討することをおすすめします。
リニューアル費用は、依頼内容やホームページの規模によって異なりますが、一般的には以下の相場です。

制作会社の規模費用目安
大手制作会社数百万円〜数千万円
中小規模の制作会社数十万円〜数百万円
フリーランス数万円〜数十万円

9. ホームページリニューアルのスケジュール感

close up of calendar on the green table, planning for business meeting or travel planning concept

ホームページのリニューアルを依頼する会社が決まると、次に気になるのが進行スケジュールです。ホームページの規模や要件、また制作会社の対応力によってスケジュールは異なりますが、一般的に20ページ程度のリニューアルであれば、最初の打ち合わせ(キックオフ)から公開まで約3か月が目安です。
ただし、ページ数が多い、もしくは高度な機能が必要な場合は、デザインやコーディングにかかる作業時間が増えるため、4か月〜5か月程度かかることもあります。さらに、規模が大きい場合には、半年以上かかることも珍しくありません。
スムーズな進行のためにも、キックオフの際に制作会社と公開までのスケジュールについて具体的に確認し、「いつまでに公開したいのか」などの要望をはっきり伝えておくと良いでしょう。

10. ドメインはそのまま利用するのが一般的

リニューアル後も、基本的には元のドメインをそのまま使うことが推奨されます。ドメインはインターネット上での「住所」のような役割を果たし、訪問者や検索エンジンにとって、既存のサイトと新しいサイトをつなぐ重要な識別子です。ドメインを変えてしまうと、検索エンジンやブックマークからの訪問に「新しいサイト」として認識され、検索順位にも悪影響を及ぼす可能性があります。
また、ドメインを変更すると、会社のパンフレットや名刺に記載されたURLの修正が必要になり、追加の手間とコストがかかることも。特に理由がない限り、リニューアルでは同じドメインを使うのが一般的です。
ただし、「社名の変更」や「新たな事業やサービスへの転換」といった特別な理由がある場合には、リニューアルを機にドメインを変更する選択も考えられます。この場合も、慎重にSEOへの影響や告知方法を検討することが大切です。
ホームページリニューアルでドメインをそのまま引き継ぐ方法や注意点などは、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
ホームページリニューアルはドメインやサーバーを変更する?そのまま?

11. リニューアルを考えるならまず見積もり依頼を

ホームページのリニューアルを検討中の方は、まず制作会社に見積依頼をしてみると良いでしょう。まだリニューアルが本当に必要か迷っている場合でも、専門の制作会社に相談することで、現状の課題や改善点が見えてきます。プロの視点から、今のホームページの問題点や、改善に向けた具体的なアドバイスが得られるので、リニューアルが本当に効果的か判断する手助けにもなります。
インターネットが日常生活やビジネスに欠かせない現代だからこそ、企業のホームページがどれほど役立っているか、定期的に見直すことが大切です。リニューアルが必要か判断に迷った際には、まずは現状のホームページを確認し、専門家に見積もりを依頼することで、現実的な改善案を得られるでしょう。

ブリッジコーポレーションでも、ホームページリニューアルのご相談を受け付けております。現状のホームページの診断とお見積もりからお気軽にお問い合わせください。

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