Webサイト分析の基本!顧客の行動を理解するための3つのチェックポイント

マーケティング

こんにちは、プランナーの三村です。

Webサイトの分析は「顧客獲得」に至る過程を理解することが重要です。Webサイトを運営する目的は、最終的に問い合わせや商品の購入といった「顧客の獲得」です。そのため、顧客を獲得するためのユーザー行動に沿った分析を行うことが効果的です。

 本記事では、Webサイト分析を3つのステップ(認知、検討、行動)に分けて、それぞれのチェックポイントとよくある課題、改善策を紹介します。自社サイトの改善にぜひ役立ててください。

目次

1:Webサイト分析の3つのステップ:認知、検討、行動
2:認知:ユーザーにサイトを知ってもらう
3:検討:自社を選んでもらうために
4:行動:ユーザーに実際に行動してもらう
5:まとめ:自社サイトを効率的に分析・改善する方法

1. Webサイト分析の3つのステップ:認知、検討、行動

商品やサービスを購入する際、ユーザーは以下の3ステップを踏むことが多いです。

  1. 認知:商品を知る
  2. 検討:商品を選ぶ理由を考える
  3. 行動:購入や問い合わせに進む

これと同じように、Webサイトでもユーザーはこの順番で行動します。サイト分析の際には、「顧客獲得」のプロセスに沿って分析を行うことで、サイトの課題を明確にし、改善策を見つけやすくなります。

2. 認知:ユーザーにサイトを知ってもらう

認知段階では、ユーザーにサイトに訪れてもらい、サービスや商品を知ってもらうことが重要です。ただアクセス数を増やすだけでなく、ユーザーがサイトに滞在し、情報をしっかりと見ているかもチェックする必要があります。

分析するポイント

  • 認知の量:
    ・新規ユーザー数
    ・サイト訪問数(セッション数)
    ・流入経路(検索エンジン、SNS、広告など)
  • 認知の質:
    ・直帰率(1ページだけ見て離脱した割合)
    ・サービス紹介ページの閲覧数・滞在時間
    ・CTA(Call To Action:お問い合わせや資料請求ボタンなど)のクリック率

よくある課題と改善策

  • アクセス数が少ない
    → SEO対策を強化(キーワード最適化・記事作成)、Web広告の活用、SNSでの情報発信
  • サイトを見てもらえていない
    → TOPページや閲覧開始ページのデザインを改善し、視認性を高める
  • サービス・商品が理解されていない
    → 紹介コンテンツの追加、TOPページに重要な情報を掲載、動画や図解を活用して分かりやすくする

3. 検討:自社を選んでもらうために

検討段階では、ユーザーが競合サイトと自社を比較し、自社を選ぶ理由を見つけてもらうことが求められます。魅力的なコンテンツを提供し、ユーザーの関心を引き、リピーターを増やすことが重要です。

分析するポイント

  • 検討材料の提供:
    ・魅力を伝えるコンテンツの有無、内容
  • 検討状況
    ・リピート訪問回数
    ・滞在時間
    ・一回の訪問で閲覧したページ数
    ・SNSでのシェア

よくある課題と改善策

  • 魅力的な情報が不足している
    → 自社の強みや実績、成功事例、顧客の声を具体的に紹介し、信頼性を高める
  • どのようなコンテンツが役立つか不明
    → ブログやコラムを活用し、ユーザーにとって有益な情報を定期的に発信する

4. 行動:ユーザーに実際に行動してもらう

行動段階では、ユーザーに具体的な行動(問い合わせ、購入、会員登録など)を促すことが目標です。この時、特にエントリーフォームや購入ページの利便性が重要です。

分析するポイント

  • 行動への誘導
    ・フォームページへの遷移率(フォームページ訪問数/サイト全体の訪問数)
  • 行動の完了
    ・フォームの離脱率(フォームの離脱数/フォームの記入し始めた訪問回数)
    ・フォーム完了率(フォーム送信数/フォームを記入し始めた訪問回数)

よくある課題と改善策

  • 行動への導線が分かりにくい
    →フォームへのリンクを全ページに設置し、ポップアップ表示で案内する
  • フォームが使いづらい
    →リアルタイムのエラーチェックを導入し、必須項目を減らして入力しやすくする

5. まとめ:自社のWebサイトを効率的に分析・改善する方法

Webサイト分析には専門的な知識が必要に感じるかもしれませんが、ユーザーの視点に立つことでより簡単に課題を見つけることができます。
認知、検討、行動の3つのステップに分けて自社サイトを分析し、改善策を講じることで、顧客獲得のプロセスを効率的に改善できます。これを参考に、自社サイトの問題点を見つけ出し、効果的な改善を行ってください。

大阪に拠点を持つWeb制作会社、株式会社ブリッジコーポレーションでは、ターゲットに響くデザインやコンテンツ設計を重視し、コンバージョンにつながるWebサイトを構築します。
公開後も、アクセス状況やユーザーの動向を分析し、効果的な改善策を提案することで、継続的な成長をサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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