Web広告を打ち出したいけれど、種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない…
多くの企業担当者様が、そのような悩みを抱えています。
本記事では、Web広告の種類と特徴、そして貴社に最適な選び方のポイントを、ブリッジコーポレーションの知見を交えてご紹介します。
目次
1:Web広告のメリット
2:Web広告の主要7種類
-ディスプレイ広告
-リスティング広告
-リターゲティング広告
-SNS広告
-動画広告
-アフィリエイト広告
-メール広告
3:3種類のターゲット層
-潜在層
-顕在層
-明確層
4:Web広告の選び方
5:Web広告の選び方のポイントはターゲットを明確にすること
1.Web広告のメリット
現在、企業のマーケティング戦略において欠かせない要素となっているWeb広告。その魅力は、テレビや新聞広告といった従来の広告メディアに比べて、よりターゲットを絞った効率的な広告配信が可能である点です。では、Web広告のメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?以下の4つのポイントをチェックして、Web広告の強みを理解していきましょう。
1. 費用を抑えることができる
Web広告は、広告費用を従来のメディアに比べて大幅に抑えることができるのが大きな特徴です。これにより、小規模な企業やスタートアップ企業でも広告を出稿しやすくなり、競争力を高めることができます。低予算で効果的な宣伝が可能になるため、広告費の無駄を省きつつ、高い効果を得ることができます。
2. ターゲティングで届けたいユーザーに絞り込める
Web広告の大きな魅力のひとつは、広告を配信するユーザーを精密にターゲティングできる点です。年齢、性別、地域、興味・関心など、さまざまなデータを基に、広告を見せたい人にだけ配信することができます。これにより、無駄な広告配信を避け、見込み客に対してピンポイントでアプローチできるのです。
3. ユーザーとのタッチポイント(接点)を増やせる
Web広告は、ユーザーとの接点を増やすための強力な手段です。例えば、検索エンジンやソーシャルメディア、動画広告など、多くのプラットフォームで広告を出すことができ、複数のチャネルでユーザーと接触できるため、ブランド認知度の向上にも繋がります。これにより、消費者の関心を引きつけ、ブランドとの結びつきを強化することができます。
4. 効果を詳細に測定できる
Web広告は、広告配信後にその効果をリアルタイムで確認できる点が大きなメリットです。クリック数、インプレッション数、コンバージョン率など、詳細なデータを分析することで、広告の効果測定が簡単に行えます。これにより、広告の改善点を素早く見つけて、次の広告配信に反映させることができ、広告運用の最適化が可能になります。
これらの4つのメリットから分かるように、Web広告は、広告費を抑えつつ、ターゲットを絞った効果的なマーケティング戦略を実現できるツールです。さらに、ユーザーとの接点を増やし、広告効果をリアルタイムで確認することができるため、広告運用の効率化が図れます。自社にとって最適なWeb広告の活用法を見つけ、効果的な広告運用を目指しましょう。
2.Web広告の主要7種類
Web広告は多種多様ですが、ここでは主要な7種類に絞り、それぞれの特徴と強みを解説します。
1. ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、ウェブサイトやスマートフォンアプリの広告枠に表示される広告のことを指します。幅広いユーザーにリーチできるため、認知度の向上に効果的です。ディスプレイ広告には、以下の3つの種類があります。
- 純広告:広告主が特定の広告枠を買い取って掲載する広告。
- アドネットワーク:WebサイトやSNSなど複数の媒体にまとめて広告を配信する仕組み。
- DSP(Demand Side Platform):特定の広告枠ではなく、Cookieを利用して特定のユーザーに向けて広告を配信する手法。
ディスプレイ広告は、ターゲット層や広告の目的に応じた戦略的なアプローチが可能です。
2. リスティング広告
リスティング広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果ページに表示される広告のことを指します。ユーザーが検索したキーワードに応じて広告が表示されるため、関心の高いユーザーにピンポイントでアプローチできます。
3. リターゲティング広告
リターゲティング広告は、過去にWebサイトを訪れたことのあるユーザーに向けて広告を配信し、再訪問や購入を促す広告手法です。リスティング広告と同様に、関心を持つ可能性が高いユーザーに対して効果的に訴求できます。
4. SNS広告
SNS広告は、LINE、Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSプラットフォーム上に配信される広告です。特に以下の点で優れています。
- 高精度なターゲティング:ユーザーの属性や行動履歴をもとに、精度の高いターゲティングが可能。
- シェアによる拡散効果:ユーザー同士でシェアされることで、広告のリーチを拡大できる。
5. 動画広告
動画広告は、YouTubeやTikTok、Instagramなどのプラットフォームで配信される広告です。視覚と聴覚に訴えることで、テキストや画像広告よりも高い訴求力を持ちます。
6. アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、Webサイト運営者(アフィリエイター)が商材を紹介し、その成果に応じて報酬が支払われる広告です。広告費はコンバージョンが発生した際に発生するため、費用対効果の高い広告手法となります。
7. メール広告
メール広告は、電子メールを活用した広告手法で、主に以下の2種類があります。
既存顧客や興味を持っているユーザーに直接アプローチできるため、リピーター獲得に有効です。
- メールマガジンのフッターやヘッダー部分に広告を掲載する形式。
- メール全体が広告コンテンツとなる形式。
また、Web広告にはさまざまな種類があり、それぞれターゲット層や広告の目的に応じて適した手法を選択することが重要です。
- 認知拡大を狙うなら:ディスプレイ広告、SNS広告、動画広告
- 関心度の高いユーザーにアプローチするなら:リスティング広告、リターゲティング広告
- コンバージョンを重視するなら:アフィリエイト広告、メール広告
ターゲット層に合わせた適切な広告手法を活用し、最大限の広告効果を得られるよう戦略を立てましょう。
3.3種類のターゲット層
「Web広告の記事で、なぜターゲット層の説明が必要なの?」
そう思われた方もいるかもしれません。しかし、どのターゲット層に広告を配信するかによって、選択すべきWeb広告の種類は大きく変わります。ターゲット層を理解し、適切な広告戦略を立てることが、広告効果を最大化する鍵となるのです。
それぞれのターゲット層について説明していきます。
潜在層
潜在層とは、自社の商材やサービスのジャンルに興味を持ちつつも、購入には至っていない、または商材自体をまだ認知していないユーザーを指します。この層は、ジャンルには関心があるものの、具体的な商品選びには至っていない段階にあります。
例えば、秋服を購入したいと考えている男性がいるとしましょう。彼は「2021年 秋服」や「秋服 トレンド」といった、ざっくりとしたキーワードで検索するかもしれません。こういったユーザーは、ファッションブランドにとっての潜在層に該当します。求めているジャンルがはっきりしているものの、まだ具体的な商品には絞り込んでいない状態です。
潜在層に対しては、認知度を高め、興味を引くような広告を展開することが重要です。
顕在層
顕在層とは、すでに自社の商材やサービスに関心を持ち、ブランドや商品、サービスを認知しているユーザーで、現在はそれらを比較・検討している段階にあるユーザーです。
先程の例を続けると、秋服を購入したい男性が、いくつかのブランドや商品を比較し、「ワイドパンツ」や「チェスターコート」といった具体的なアイテムに絞り込んできた場合、彼は顕在層に該当します。このようなユーザーに対しては、他のブランドとの差別化を図るため、商品の特徴や優位性を訴求する広告が効果的です。
顕在層に対する広告は、購買意欲が高まっている段階なので、商品の魅力を直接的に伝えることが重要です。
明確層
明確層とは、既に自社の商材を購入した経験があり、今後もリピーターとして商品やサービスを利用する可能性が高いユーザーを指します。
例えば、秋服を購入したいと考えていた男性が、検討の結果、あるブランドの商品を購入した場合、この男性ユーザーはそのブランドにとって明確層に該当します。明確層へのアプローチは、顧客の維持や再購入を促すために、リピーター向けの特典や新商品の提案などが有効です。
明確層に対しては、長期的な関係構築を目指した広告戦略が有効です。
ターゲット層の理解は、Web広告の成功に欠かせない要素です。潜在層には認知度を高めるための広告、顕在層には比較・検討を促す広告、明確層には再購入や維持を促す広告を展開することで、それぞれの層に最適なアプローチをすることができます。ターゲット層を正確に理解し、広告戦略を最適化することで、Web広告の効果を最大化しましょう。
4.Web広告の選び方
これまでご紹介したWeb広告7種類とターゲット層3種類を踏まえた、Web広告の選び方について解説します。ターゲット層に最適なWeb広告を選ぶために、Web広告の選定マトリクスを制作しました。ぜひ、マトリクスを参考にし、ターゲット層に適した広告を選びましょう。

Web広告選びのマトリクス
マトリクスを見てみると、ターゲット層ごとに利用すべきWeb広告が異なることが分かります。以下に、ターゲット層別に適したWeb広告を整理しました。
- 潜在層:アフィリエイト広告、動画広告、ディスプレイ広告、SNS広告
潜在層は、まだ商品やブランドの認知がないユーザーを対象とするため、アフィリエイト広告や動画広告、視覚的に訴えるディスプレイ広告などが効果的です。また、SNS広告も広範囲にリーチできるため、潜在層に適した選択肢となります。 - 顕在層:リスティング広告、リターゲティング広告、SNS広告
顕在層は、商品やブランドに興味があり比較検討をしているユーザーです。この層には、リスティング広告やリターゲティング広告が非常に効果的です。リスティング広告はユーザーの検索意図に合った広告を表示でき、リターゲティング広告は過去に自社サイトを訪問したユーザーに再アプローチができます。さらに、SNS広告もターゲティング精度が高いため、顕在層に有効です。 - 明確層:メール広告、SNS広告
明確層は、すでに自社の商品を購入したことがあるユーザーや、リピーターをターゲットとするため、メール広告や、再度接触する手段としてSNS広告が効果的です。特にメール広告は、既存顧客へのダイレクトなアプローチが可能で、再購入を促すのに適しています。
SNS広告の強み
SNS広告は、潜在層から明確層まで、幅広いターゲット層に対応できる非常に万能なWeb広告です。特に、若年層をターゲットにした広告では、SNS広告が最適な選択肢となります。SNSを通じて、関心を持つユーザーにリーチできるため、ターゲット層に合わせた戦略を立てることが重要です。
ターゲット層に適したWeb広告を選ぶことは、広告効果を最大化するために欠かせません。アフィリエイト広告や動画広告などは潜在層に、リスティング広告やリターゲティング広告は顕在層に、そしてメール広告やSNS広告は明確層に有効です。さらに、SNS広告は幅広い層に対応できるため、特に若年層向けの広告戦略に強みを発揮します。
技術力や予算と相談しながら、最適なWeb広告を選び、効果的な広告戦略を展開していきましょう。
5.まとめ:Web広告の選び方のポイントはターゲットを明確にすること
いかがでしたでしょうか?
数多くのWeb広告の中から最適なものを選び、成果を最大化するためには、明確なターゲット設定が不可欠です。
しかし、導入のハードルが低いこともWeb広告の利点ですので、気になったものがあればぜひお試しくださいませ。ターゲット層を絞って、効果的なWeb広告を打ち出しましょう!
Web広告戦略でお困りの方は、ぜひ株式会社ブリッジコーポレーションにお気軽にお問い合わせください。
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